特許本の解説 その2「発明で食っていく方法、全部書いた」著者小川コータ氏

スマートフォンで使うフリック入力を発明し、日本で特許を取った小川コータさんの書かれた本です。
これから特許を取って行く人に向けたアドバイスが自身の経験から書かれています。
小川さんがいろいろな発明家にインタビューして、その発明家が何を大事に思っているかなど。
本には詳細に書かれています。
是非、ご購入して読んでみてください。

今回は、僕が思った感想と気付きを書かせていただきます。
まとめました。

特許を取るにあたって、初心者が気をつけなければいけな6点

フールプルーフに気をつけよう。

フールプルーフという考え方があります。
それは、ユーザーが間抜けでとんでもなく変な使い方をする場合があるとのことです。
僕が思いついたのは、洋式トイレを使う際。
海外の人に向けて、「便器に座って使ってください」と書かれているような感じです。
海外の人は、便器の上に足を置いて使ってしまう可能性があるからです。
このような日本人にとってはあり得ない使い方をしてしまう外国人がいるように。
初心者の人の間違った使い方を考慮しようと言う意味が「フールプルーフ」に気をつけようと言うことです。

外国出願も視野に入れよう

いろいろな国で特許を取ることも視野にいれましょう。
その際の費用の目安は、翻訳料金なども入れて200万円ほどが相場です。

特許で大企業と戦うのは大変・・・

アスタリスクというベンチャー企業とユニクロの戦いを紹介してくれています。
ユニクロに行くと「自動で料金を計算するセルフレジ」がありますよね?
あれをユニクロがつぶしにきました。
結局、アスタリスクという会社は、訴訟が面倒で争うのをやめたそうです。
ユニクロはアスタリスクに対して、「ゼロ円でライセンスを提供してください」と要求して来たそうです。

確実に特許を取る為には「2段階目のソリューション」が大事

確実に特許を取りたい!!
あなたがそう考えたとします。
そしたら、1度閃いたアイディアに対して、さらに、そのアイディアをブラッシュアップさせて
「(そこから)まだ足りないもの」を付け加えます。
つまり、アイディアをもう1段階掘り下げる作業です。
これが、必要と小川さんは教えてくれています。
言語化して教えてくれて、小川さん素晴らしい!と思いました。

もし特許を取ったら、周辺特許をまきびしのように撒け

もし特許が取れたら、それから1年くらいに、周辺特許をまきびしのようにまいて置け。
とのことです。
これから特許を取ろうとする人には、まだまだ先の長い話ですよね(笑)
でも知識をくれています。

発明が生まれたら、SNSで発信してはいけない

特許とは「公知」になってしまうと、申請できないという側面があります。
だから、あなたが閃いた発明は、機密契約を結んでいない限り、誰かに言ってはいけません。
ビジネスとして相談するのは、特許を取った後です。

もし自分で特許申請をする際は

費用は1万5000円ほどです。
「明細書」「図面」「考えうる限りのバリエーション」「効果」「その発明に至った経緯」「最終案までの経緯」これらを必ず用意しろと教えてくれています。
お薦めは弁理士にお願いすることです。
なぜ、小川さんが弁理士を進めるかというと、小川さん自身の経験があるからです。
大学時代にキックボード系の発明をした際に自分でやったら、特許をとれなかった経験があります。
そして小川さんは、2年勉強して弁理士になります。

画期的な発明である目安

「こんなの流行らないと思われること」が大事だったりします。
あなたが閃いたアイディアが「誰が使うの?」と思われるくらいが丁度良いということです。
今の時代にはマッチしなくても、技術が進んだ「5年後、10年後に花開く可能性」がある。
そして仕組みがシンプルであること。
これも重要な点です。

特許出願した後に、審査官は何をするか?

あなたが出した特許を審査する人がいます。
特許の審査官です。
審査官は、あなたの申請は、既に申請された似たアイディアがあると指摘してきます。
似た文献を持ってきます。
それは過去に、特許出願で提出されたアイディアたちです。
(そのアイディアも、実際ある特許の為に、特許として認められなかった場合がある)
審査官が拒絶してきた場合。
あなたはその文献に、対抗しなければいけません。

補足。対抗する手段は「意見書」「補正書」「面接」であなたの特許の「進歩性」を立証する必要があります。

まとめ。僕が書籍から思ったこと、感じたこと

本を読んで、僕が考えたことを書きます。
発明をする際に大事だなぁと思ったことです。

①「折って、畳んで、隠す」ことを新たに出来るようにした製品。

発明をする際の、自分の中のとっかかりが欲しい。(笑)
その際のキーワードとして「折って、畳んで、隠す」これできないか?
と言う視点を持つ。

②「お金になるかどうか不明な発明案」を、自分の中で作れるようにする。

僕は、お金になる発明しかイメージしようとしてませんでした。
そうではなくて、お金にならなくても良いから、誰の役に立つか不明でも
「これって発明じゃね??」と思うアイディアを出すこと。
これも「逆に重要」かと思いました。

③「商標権を売る」と言うアイディアがある。

発明をして、特許を取ったとしても。
商品が売れない場合がある。
その時は、その商品の名前だけでも売る。
そんな選択肢もあるなぁと思いました。



特許

Posted by okashiya